工具を持つ手

何段階もの試験

材料試験は材料を選択するときに使われます。

ボルト

材料試験は建物・自動車・航空機・建設機械などの構造体や構造部品の材料である鉄・非鉄金属・セラミックス・プラスチック・ゴムなどに各種の負荷を与えてその特性の変化を測定する検査です。この試験によって構造体の寿命が予測され、材料が一定期間耐えられるかを確認できます。また構造物や製品に故障がおこったとき材料試験をおこなうことによって、その原因に関してのデータを得ることができます。材料試験はその試験標本が破損することがある破壊試験と破損がおこらない非破壊試験に分けられます。破壊試験には化学分析や機械的検査があり、温度条件などを加えた加熱試験や劣化試験もおこなわれます。非破壊試験には超音波や赤外線などを用いる方法があります。

試験では様々な負荷が加えられます。

材料試験のうち化学分析では、各種材料の元素分析を含む材料組成分析・水分分析・不純物の同定などがおこなわれます。これらの分析は材料の形を変えられるかや部品をどの位の期間使用できるかなどを知るために重要です。機械的検査には、異なった温度条件下で引っ張り・圧縮・曲げ・ねじれなどの負荷をかけ材料の強度などを測定する引張試験・圧縮試験・疲労試験などがあり、万能試験機を用いて測定します。加熱試験では加熱による材料の膨張の度合いを長さで表し顕微鏡で観察します。劣化試験には材料の引張強度などが海水の曝露などで低下することをみる腐食試験や放射線によって変化することを調べる放射線試験などがあります。また有機材料の強度などが特定の細菌や真菌によって低下する生物学的な劣化試験もおこなわれます。